Rubyクックブック

タイトル的にはレシピ本と同じようにもっとライトな感じの本かと思ったら案外そうではなくて非常に内容の濃い本だった。特に内容が今までに出版されている本とはほとんど被ってなくてこれは買いの本だと思った。内容的にはRHGを除いては現在出ている日本語のRuby本の中では最もマニアックでHack的だと思う(AWDwR本と同じぐらい)。それでもすべての例にコードも載っているし解説も詳しいので十分に読める。

個人的に一番の収穫だったのは、Highlineライブラリ。これを使うとパスワードの入力だとか、端末の出力に色をつけたりすることが簡単にできるらしい。

あとRakeの使いこなし方、Gemの作り方、RubyForgeの使い方などは今出ている他の本ではあまり説明されていないトピックなので非常に良かった。

他にも普段あまり自分が触らないようなことも色々書いてあって何度も読んで楽しめそうだなぁと思った。

邦訳版は内容が結構削られているのは少し残念だけど、それでも十分に読む価値のある本だと思う。

Rubyクックブック ―エキスパートのための応用レシピ集

Rubyクックブック ―エキスパートのための応用レシピ集